ダイエットと行動経済学

 ダイエットに失敗したことはありますか?

 すこし極端な話をすると、ダイエットとはとてもシンプルで簡単な話なはずです。たとえばわたしが今日1,000キロカロリーを摂取したとします。基礎代謝と運動で900キロカロリー消費しました。すると・・・太ります😢
では生活を変えずに食事を800キロカロリーにすると・・・、痩せますよね😆

人は合理的じゃない生き物

 そんなに簡単なはずのダイエットに、どうしてこんなに苦労してしまうんでしょう。それは人がそういうふうにできているから。20世紀後半から急速に発展した「行動経済学」はそんな、人が合理的でなく、感情や認知のバイアスに影響されることを研究する学問です。

 「ダイエットがなぜ失敗するか」行動経済学的に考えると大きく3つの理由があります。(行動経済学と言えばすぐ、“〇〇理論”や“××効果”なんてのが巷に溢れていますが、ここではそういうのを避けて説明してみますね。)

  1. すぐにうれしいことと、将来のうれしいことの「ハザマ」
    • ダイエットを始めると、すぐに体重が減ることは難しいし、それよりも美味しい食べ物が誘惑として強くなっちゃうことってありますよね。その誘惑には負けやすくて、ダイエットが続かなくなっちゃうことが起こります。遠い将来の目標より、もっと身近なご褒美が成功の秘訣。
  2. 損失を避ける心理
    • ダイエット中に失敗すると、がっかり感や挫折感が辛くって、元の生活に戻りたくなることがあります。失敗したくない気持ちが強くなりすぎて、ついついリスクを冒さなくなっちゃうこともあるんです。まずは成功体験を実感することが大事。たとえば体重を測ることはダイエットに必須じゃないけど、ダイエットの効果を手軽に実感しやすいから試してみて。
  3. 友達や他の人との比較
    • 友達や周りの人たちが美味しいものを食べていると、自分も同じようにしたくなりますよね。ダイエットをしている人が周りにいないと、がんばる気持ちも薄れちゃうことがあります。友達と一緒ならがんばれちゃいますよね。SNSやアプリを通じて名前も知らないだれかと一緒に取り組む人も、最近では増えてるかも。

 これらの理由が組み合わさって、ダイエットが難しく感じることがあります。わたしたちがダイエットを失敗しちゃうのは、当たり前のことなんだ・・・。でも大丈夫、一歩一歩進めていけばきっと成功できるから、自分のペースで頑張ろうね!

 最近は行動経済学に書かれた本も多く出版されていて、興味ある人も多いと思うから、このテーマも取り上げていきますね。

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